脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方 解釈と感想

読書
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今回はジョン J.レイティ、 エリック ヘイガーマン著者の「脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方」について解釈と感想を記事にしていこうと思います。

この本から運動は健康にいいんだろうな〜というふわふわした認識から、運動は確実に健康にいい!と言い切れるようになります。

筋トレや有酸素運動をせずにはいられなくなるような内容です。それでは早速参りましょう。

脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方の概要

引用元:Amazon

医学博士のジョン・J.レイティー氏による著書で、運動が脳に及ぼす効果を解説した書籍になります。

具体的に脳と運動の相関関係を、アメリカの全国学力調査や体力調査をもとに解説、運動が脳の神経成長因子を増やし、ストレスやうつを改善し、認知機能の衰えを防ぐこと等をデータを元に説明しております。

脳を鍛えたい方、運動を習慣づけたい方、ストレスやうつを改善したい方、認知症を予防したい方などにおすすめです。

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心血管系と脳を同時に酷使するスポーツは学習能力を向上させる

テニスやバスケなどの有酸素運動+複雑な動きが有効です。

私がお勧めするのは、心血管系と脳を同時に酷使するスポーツ(例えばテニスなど)をするか、あるいは、10分ほど有酸素運動でウォーミングアップをしたのちにロッククライミングやバランスの訓練といった酸素消費量が少なく技能を必要とする運動をするというやり方だ。

「脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方」 71ページ抜粋

有酸素運動が神経伝達物質を増やして、血液を作り細胞を活性化させるとともに、複雑な動きで脳内シナプスの結びつけを強くできるという効果が見込めます。

この脳への刺激がニューロン(脳や神経系を構成する神経細胞のこと)を生み出し、環境から刺激を受けて生き残っていくことで学習能力の向上が見込めます。

つまり、成績を良くしたり、頭を良くするには複雑な動きを絡めた有酸素運動(テニス、バスケ、ダンスなど)がお勧めになるということです。

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抗うつ剤と同じぐらい運動は効果が見込める

うつで悩んでいる人は走るといいです。

ラットの海馬に含まれるBDNF(脳由来神経栄養因子)を増やす上で運動は抗うつ剤と同程度か、場合によってはそれ以上の効果を見せる。ある実験でラットに運動させながら抗うつ剤を投与したところ、BDNFの値は通常の2.5倍になった。

「脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方」167ページ抜粋

普段から何気なく走ったり、筋トレしたりしていたものは実験の結果具体的に精神面で効果が見込めて、なんと抗うつ剤と同じかそれ以上の効果が見込めるとのことでした。

具体的な運動量としては週6の頻度で有酸素運動を30分程度続けることが望ましく、200カロリーを消費することを目指すとちょうどいいとのことです。

週6の頻度はあくまでもうつ病や気持ちがかなり落ち込んでしまっている方向けの内容になりますので、通上時が問題ない方は週2〜3でも十分気持ちはさらに上向きになります。

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ダンス・ダンス・レボリューションで薬物依存症を解消

引用元:KONAMI アミューズメント アーケードゲーム

ある日の午後、自宅にひとりでいたラスティはコカインの大量摂取でパニック発作を起こし、救急車を呼んだ。救急隊はすぐにやってきたが、警官も一緒に来て、彼の部屋で薬物を発見した。ラスティは売買目的の薬物所持で逮捕され、留置場で一夜を明かしたー

彼女はダンス・ダンス・レボリューション(DDR)というテレビゲームで遊びながら自分を変えることに成功したー

彼が言うには、ゲームを始めるとすぐ、薬物への渇望が薄れていったそうだ。

「脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方」 221ページ抜粋

警察に捕まるほどのコカイン依存症の少年が日本のゲームセンターで有名なダンス・ダンス・レボリューシュンを遊ぶことで依存症を治し日常生活に戻る話です。

ダンス・ダンス・レボリューションとはテレビに接続した専用マットの上で踊り、画面上のダンサーの動きを真似するゲームです。

薬物依存症は我慢をしてもその後また手を出してしまい逆戻りしてしまうことが多いのですが、運動を中心とした療法は継続する確率が高く、精神的にも爽快な気分を味わえるため依存症から脱することができます。

まさかゲームセンターのダンスゲームにこれほどの力があるのかと驚いてしまうような一例でした。

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まとめ

私自身運動や食事と健康に関する書籍や動画を今まで相当漁ってきたと感じておりましたが、より具体的に運動が体へ与える影響を記した本を読んだことが少なかったため刺激的でした。

また、うつ病や薬物依存症の治療としても運動が有効であることを知り運動の重要性を改めて認識した次第です。

この本には他にもパニック障害や妊娠中の方に対しても運動は有効であるなど他の事象に対しての運動の効力性が記しておりますので、是非とも一度は読んでおきたい一冊となっております。

おわり

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