東大病院の天使 解釈と感想

読書
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今回は東大理三の悪魔シリーズの2冊目となる「東大病院の天使」の解釈と感想を

記事にしていこうと思います。

東大病院の天使だからナースの話かな?と思いきやタイトルからは想像もつかないような

想像の次元を超えた内容になっておりました!

しかもナースの話ではなくて研修医が主人公だし!

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著者:幸村 百理男

この記事でわかること

  • 「東大病院の天使」の解釈と感想がわかる
  • 特に見どころの場面がわかる

この本を最後まで読んで初めて知ったのですが、「東大理三の悪魔シリーズ」って

三部作になっているんですね‥。

やたら中途半端な終わり方するんだなと思ったら続きがありました!

それでは参りましょう!

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人生の体感時間は年齢に反比例する

ずっと同じ時間が過ぎると思ったら日に日に早く時間が過ぎていくみたいです。恐ろしい!

研修医の主人公が喫茶店でお茶を飲んでいると隣に座った客から急に話をかけられて

ストーリーが展開していきます。

その客は診察に来ていた患者さんだったのですが、昼の診断で癌が再発していると診断されました。

ですが、病気を患った患者さんは限られた時間の大切さを話し始めます。

その中の一文になります。

小説の中では0歳の1年は1歳になると体感6ヶ月になる、一年でえらい違いですね。

私は今27歳なので、1歳の1年からしたら体感12日になるみたいです。ええ、まじかよ。

そして患者は一人で過ごす時間より、人と過ごす時間の方が1.5倍濃く感じるとも言うのです。

0歳児からしたら相対的に少ない時間ですが、それでも1.5倍の濃厚な時間になるのであれば

人に会いまくった方がいいですよね。

ありきたりな感想になりますが、普段の時間をもっと大事に使っていこうと思いました。

あとやりたいことは本当に早くやっていた方が良さそうです。

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あらゆる欲望がマイナスからスタートする

ずっと谷を登り続ける人生なんて嫌だ!

主人公と友達が欲望について語り合っていたシーンです。

このシリーズには主人公と友達はお互い東大出身のため日常生活では絶対に話さないであろう

頭いい人ってこんなこと考えているんだというハイレベルな会話をしております。

意識高い系などではなく、本当に言語化が難しい概念を論理的視点から語るシーンは

この本ならでの捉え方をしているかと思います。

そんな中のワンシーンで、例えば食事をする、眠るなどはお腹が空いた、眠いという

マイナスの欲望を0にするためにスタートすると言うのです。

それは名誉欲も同じ、誰かに認められたい、誰かの上に立ちたいと思い、目の前の

課題や壁を超えた先に待ってるのは、さらに壁。

この話の中では人は一生深い谷を登り続ける運命にあるという話になります。

死とはその谷から解放されることでもあると考えているみたいです。

危険な思考ではありますが、人生に絶望を覚える方々は皆同じような考え方をしているのでは

ないでしょうか。

周りと比べないこと、自分の幸せを追求すること、逆に富みや名声は求めても際限がないことを

教えてくれるようなシーンになります。

一生出れない谷を登り続けることが人生と考えるのはあまりにも救いがなさすぎます。

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素粒子には宇宙の全情報が含まれている

宇宙空間は幼い頃から何もない空間で怖いんですよね。

素粒子とは物質を構成している最小の単位であります。

その中には宇宙の全情報が含まれておりだからこそ、素粒子は物理法則に従い全ての物質の

源になるのではないか、という話が出てきます。

この話は東大病院のエースである医者を見学していた主人公が肝臓にある細胞は

心臓にも腎臓にもなれるポテンシャルをもっているが、何に似ているかわかるか?という

質問に対して、素粒子では?と答えたシーンの中に出てきます。

手術中の中での会話のため、人にメスを入れながらこんな話しちゃうのかと驚いておりました。

天才までなると、手術しながら想像もつかない話をするんだな、

主人公も主人公でこの謎な質問によく正解を当てられたなと思いました。

素粒子の中に全宇宙の情報が含まれているという神秘的な考察はロマンがありますよね。

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まとめ

本当はこの小説、前回出てきたヒロイン?的な人物と主人公が、え?絶対そういう関係に

ならないと思っていたのに、そんなことになるの?、すごいなおいみたいな展開のため

そちらを詳しく書きたい気持ちがあったのですが、がっつりネタバレになってしますため

あえて教訓になったり心に残った場面のみピックアップしました。

私の記事ではこの本のあまりある魅力を伝えきれないので頭のいいみなさまは

ぜひこの本を読んでみてほしいと思います。

主人公そういうことに疎いと思っていたけど、結構やるなあ‥

おわり

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