スーパーの米価格遂に4000円越え、備蓄米放出するも値下がり期待できず

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備蓄米の放出が話題になる中、ついに米価格が5Kgで4,000円を超えてしまいました。

まさかお米の価格が5Kg4000円を超える日が来ると思ってもいなかった方が多いかと思います。

私たち日本人の主食であるお米の上昇はいつまで続くのか、今回も引き続き米価格と備蓄米放出について記事にしていきます。

止まらない米の価格上昇

先月2月から更に高値をつけたお米価格
引用元:NHKニュース スーパーでのコメの平均価格 5キロあたり3892円に 上昇続く

農林水産省は17日、今月3日から9日にスーパーで販売された米5Kgあたりの平均価格が4077円だったと発表しました。

この数字は前年期と比較して2000円以上と高いためほぼ倍の価格となっております。

前の週と比べても125円も上がっており10週連続で値上がりが続き、史上最高値を更新し続けております。

昨年と比較してほぼ倍の価格となることで、飲食店や家計に大きな影響を与えております。

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なぜここまで米の価格が上昇し続けているのか?

どこかでお米の流通が滞っている‥?
引用元:くらしの中に防災ニッポン 買い占めは控えて!必要な備蓄量を解説

価格高騰の背景には、昨夏以降の全国的なコメの品薄状況が続いているという要因があります。

当初「新米が出回れば、流通量が回復し価格は下がる」とみられていましたが、品薄のピークが過ぎても価格上昇が続いております。

JA全農山形によると、以下の理由が考えられると指摘がありました。

  • 投機目的で一部の業者が買い占めている可能性。
  • 外食産業と取引する卸売業者が安定供給を目的に在庫を確保する動きがある。
  • 農家が集荷業者を通さずに親戚や知人に直接コメを配る習慣がある

「農家全体で相当量の在庫を抱えている状況」が考えられます。

お米が作られて実際にスーパーなどで消費者が手に取る前の段階の卸売や農家の段階でお米が止まっている状況です。

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JA全農の対策

この一杯を気兼ねなく食べられる日常を取り戻すために‥

この事態を重くみた全国農業協同組合連合会(全農)は17日、備蓄米の販売で利益を稼がない方針を明らかにしました。

販売先の卸売業者に対しては、備蓄米か判断がつかないように再販売するように要請しておりますが、流通の透明化を求める消費者からも反発が起きそうで悩ましい状況です。

「販売にあたっては、落札金額に運賃・保管料・金利・事務経費など必要経費のみを加える」としており、落札量や平均価格の発表は伏せるとしております。

全農は落札した備蓄米の引き取りを18日から始める予定となり、早ければ3月末ごろにスーパーの店頭に並ぶ見通しです。

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有識者の意見

門倉貴史さん エコノミスト/経済評論家

引用元:株式会社システムブレーン

米の店頭価格はすでに昨年夏頃から顕著に値上がりしていたのだから、昨年夏の時点で政府が需要と供給のバランスを正確に見極めて備蓄米放出を決定していれば、小売段階の平均価格が5キロで4000円を超える水準まで高騰する事態は回避できたはずだ。しかも、4000円超というのは「平均」価格であり、スーパーや米の銘柄によってはすでに5000円を超えている。

引用元:Yahoo!ニュース

専門家からもかなり厳しい指摘がある状況です。

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まとめ

備蓄米の放出から実際の消費者の価格に反映されるまでまだ時間がかかりそうな状況です。

3月末に価格が反映されて、5Kg2000円代に戻ってくればいいのですが、一体いつになるのか正直わかりません。

3月末に価格が反映され始めたとしても急に価格が下がることは考えづらいため、引き続き家計と飲食店の価格には大きな影響が出るでしょう。

今後の動向にも目が離せません。

おわり

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