行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律(番号法)が成立し2016年1月1日よりマイナンバー制度が導入されました。
行政側と利用者側、双方で利便性を高めより良い社会の実現のためのツールとしてマイナンバーカードが登場しておりますが、みなさんはマイナンバーカードの機能をご存知でしょうか。
徐々に普段の生活で欠かせない機能がこのマイナンバーカード一枚に集約されつつあるこのタイミングでマイナンバーカードのメリットを記事にしていこうと思います。
マイナンバーカードとは
住民の方からの申請により無料で交付される、氏名、住所、生年月日、性別などが記載された、顔写真付きのプラスチック製のカードです。

引用元:江東区
マイナンバーカードには以下のような情報が記載、搭載されております。
- 写真付きの本人確認証明書(住所、生年月日なども記載)
- マイナンバー(12桁の数字)
- ICチップ
現在でも各行政、地方自治体はマイナンバー交付の促進に励んでおります。
マイナンバーカードのメリット4選
メリットと書いておりますが、今後はむしろ従来の制度がマイナンバーカードに集約され、元々の証明書などは効果を失っていく可能性が高いためマイナンバーカードがないと生活できなくなる未来もそう遠くないのかもしれません。
保険証になる
マイナンバーカードは保険証の代わりになります。というよりは2024年12月2日以降は、従来の健康保険証の新規発行が行われなくなり、従来の保険証は段々見かけなくなると思います。

また、2024年12月2日時点で有効な健康保険証については、最大1年間の経過措置が設けられます。いずれは従来の健康保険証が利用できなくなるため、早めにマイナ保険証に登録しておくことをお勧めします。
マイナンバーカード保険証登録はこちらから
運転免許証になる

引用元:らくらく履歴書
マイナンバーカードと運転免許証の統一化は令和7年3月24日(月)より運用されます。
マイナンバーカードを運転免許証代わり(マイナ免許証)とするのか、従来の運転免許証をそのまま持つのか、もしくは2枚とも発行するのかの3パターンから選ぶことが可能です。
マイナ免許証の場合、運転免許証更新講習をオンラインで受けることができたり(優良運転者、一般運転者の方のみ)、本籍・住所・氏名及び生年月日に変更が生じた場合でも、警察への届出は不要となります。
運転免許証の発行は保険証と従来の運転免許証が使えなくなるとは発表されておりませんが、今後従来の運転免許証が使えなくなる可能性があるためマイナ免許証への移行を検討してもよろしいかと思います。
コンビニでの公的書類取得が可能

引用元:L3Project
以下の公的書類であればコンビニでマイナンバーカードもしくはスマホ用電子証明書取得を利用して取得することが可能です。
- 住民票の写し、住民票記載事項証明書
- 印鑑登録証明書
- 税金の証明書
- 戸籍証明書のうち全部事項証明書、個人事項証明書
- 戸籍の附票の写し
※市区町村により、取得できる証明書の種類が異なります。
通常平日の限られた時間で市役所に行き取得するか郵送請求で入手できる書面をコンビニで簡単に手に入れられるメリットは大きいです。
マイナンバーカードのデメリットは?

マイナンバーカードは保険証や免許証、個人情報やICチップが集約され便利に利用できますが、紛失した場合のリスクがあまりにも大きすぎます。一度無くせばマイナンバーが判明してしまうため個人情報が流失してしまうでしょう。
また、再発行するにもかなり手間がかかりますのでそのデメリットも含め普段持ち歩くリスクは大きいです。
管理するには細心の注意が必要になります。
まとめ
マイナンバーカードは当初個人情報を管理しやすくするための身分証の機能のみでしたが、徐々に保険証や運転免許証などの機能が集約され始めました。
私自身マイナポイントのキャンペーンに便乗して発行したので持っておりますが、今後の社会ではマイナンバーカードがないと不便な世の中になってくるかと思います。
むしろマイナンバーカードでしか登録ができなくなってくるかと思いますので、現在所有していない方は発行をご検討することをお勧めします。
おわり
コメント